ピジョンの株価はなぜ下落しているの?【暴落の理由を詳しく解説】

ピジョンの株価はなぜ下落しているの?【暴落の理由を詳しく解説】株/ETF/投資信託
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この記事では、ピジョンの株価がなぜ下落しているのか理由を解説しています。

      

こんにちは、コロスケです(Twitter)。

最近、ピジョンの株価が下落し続けています。

      

【出典】Google市場概説_ピジョン株価推移
【出典】Google市場概説_ピジョン株価推移

     

ピーク時に6,000円もあった株価が、三分の一にまで下落しています。

下がりすぎて、何だか怖いですよね。

     

元々ピジョンは、自己資本比率70%超で無借金経営をするなど、超優良企業です。

その優良企業であるピジョンに異変が生じております。

    

そこで本記事では、ピジョンの株価が下落している理由を解説していきます。

ピジョンへの投資を考えている方に役立つ情報をお届けします。

       

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ピジョンの株価はなぜ下落しているの?【暴落の理由を詳しく解説】

ベビー

       

ピジョンの株価が下落している理由を4つまとめました。

      

・少子高齢化による日本市場の縮小

・中国市場での競争激化

・コロナによるインバウンド需要消滅

・利益率の減少(宣伝・原材料・物流費の上昇)

      

ピジョンは、これまでは売上・利益を安定的に伸ばしてきました。

しかし、近年は四重苦を抱え、株価も低迷しています。

      

ピジョンの苦しい状況と、今後の見通しを詳しく分析していきます。

      

ピジョンの経営概況

ピジョンは、哺乳瓶など「ベビー用品全般」を製造・販売する会社です。

子育て世代の方で、お世話になっている方も多いのでは無いでしょうか?

    

「ベビー用品といえばピジョン」という地位を確立し、日本でのトップの地位を築きました。

更に中国市場へも進出することで、売上・利益を右肩上がりで伸ばしていました。

    

【グラフ】ピジョン売上・営業利益率推移※CorosukeBlog
【グラフ】ピジョン売上・営業利益率推移※CorosukeBlog

     

上記のグラフの通り、高い利益率を叩き出しております。

一方で最近の利益率は、下落傾向にあります。

     

【グラフ】ピジョンEPS・配当・配当性向推移※CorosukeBlog
【グラフ】ピジョンEPS・配当・配当性向推移※CorosukeBlog

      

このように1株利益は、2017年をピークに右肩下がりとなっています。

根性で増配を続けていますが、2021年度は遂に配当性向が100%を超えました。

    

増配は続けていますが、かなり厳しい状況であることが伺えます。

どうして、2019年以降利益が右肩下がりになっているのでしょうか?

       

少子高齢化により日本市場が縮小

一番大きいマイナスの要因が「少子化」です。

ピジョンは、ベビー用品を扱う会社です。

出生数が減ると、売上が減ります。

      

【出典】厚生労働省_出生数、合計特殊出生数の推移
【出典】厚生労働省_出生数、合計特殊出生数の推移

      

こんな感じで、出生数は右肩下がりで減少しています。

推計では、2040年の出生数は「74万人」になることが予想されています。

     

更に少子化の流れを、コロナ禍が加速させています。

2022年の出生数速報では、出生数が「84万2897人」になった事がわかりました。

2015年の100万人から、たった7年で15万人以上も減っています。

      

現在、政府は少子化対策に本腰を入れて取り組んでおりません。

むしろ高世帯所得の児童手当を打ち切るなど、逆方向の動きを取っています。

      

一部の高所得者世帯の児童手当を廃止する改正児童手当関連法が21日の参院本会議で可決、成立した。2022年10月から世帯主の年収が1200万円以上の場合、給付がなくなる。

【出典】高所得者の児童手当、22年10月廃止 年収1200万円以上

        

ピジョンにとって、日本市場は中核市場です。

そして既に哺乳瓶ではシェア88%と、ほぼ独占しておりこれ以上伸ばす余地が少ないです。

   

そのため、市場の縮小と共に売上が長期的に減ることが確実となっています。

       

中国での競争激化

ピジョンは日本市場の縮小を見越し、中国市場へ積極的に参入しています。

中国市場でも順調に売上を伸ばしています。

     

【出典】ピジョン2020年度12月決算資料_中国市場のシェア
【出典】ピジョン2020年度12月決算資料_中国市場のシェア

       

2021年の中国市場での売上比率は40%と、日本市場と肩を並べるまでに成長しています。

     

一方で、中国でも少子化の波が進んでおります。

加えて、EC販売で競合が台頭してきており競争が激化しております。

     

オンライン、オフライン共に市場競争が激化。消耗品の価格競争も進み競争環境は厳しさを増す

【出典】【出典】ピジョン2020年度12月決算資料_中国市場概況

       

こうした競争の激化が、営業利益にはっきりと表れています。

     

【グラフ】ピジョン営業利益額推移※CorosukeBlog
【グラフ】ピジョン営業利益額推移※CorosukeBlog

       

今後、中国市場での競争は更に進むものと思われます。

こうした状況が、ピジョンの株価にマイナスの影響を与えています。

      

コロナによるインバウンド需要消滅

2020年の新型コロナウイルスの影響で、ピジョンは大きな打撃を受けました。

従来は、日本のインバウンド客向けに、ベビー用品が沢山売れていました。

     

しかしコロナ禍により、日本への観光客は大きく減少しました。

     

【出典】観光庁_訪日外国人旅行者数・出国日本人数推移
【出典】観光庁_訪日外国人旅行者数・出国日本人数推移

       

2021年の日本への旅行者数は、ほぼゼロにまで落ち込みました。

これまでピジョンは、インバウンド需要に完全に依存しておりました。

大きな需要が完全に消失したことで、事業の見直しを迫られております。

      

コロナ禍の影響は長引いており、インバウンド需要がV字回復する未来は期待できそうにありません。

今後ピジョンは、インバウンド以外での需要を掘り起こしていく必要があります。

       

利益率の減少(宣伝・物流費の上昇)

4つ目の逆風が「利益率の減少」です。

ピジョンは、2017年をピークに利益率が減少傾向にあります。

利益率を下げている主な要因は、以下の3つです。

      

・広告・宣伝費の上昇

・原材料費の高騰

・物流費の高騰

     

ピジョンは、利益拡大のために新商品の販売拡大を進めています。

その影響で、広告宣伝費が上昇しております。

      

【出典】2021年12月決算資料_連結営業利益_前期比増減要因
【出典】2021年12月決算資料連結営業利益前期比増減要因

         

また、原材料費・物流費の高騰もピジョンの利益を減らしています。

世界的にインフレが進み、原材料の高騰が続いております。

      

    

海上運賃も、うなぎのぼりです。

多くの企業が物流費の高騰に頭を悩ませており、ピジョンも大きな影響を受けています。

    

【出典】日本郵船_定期船運賃市況
【出典】日本郵船_定期船運賃市況

      

海上運賃が急騰している原因は、以下の記事をご覧下さい。

    

         

ピジョンの株は買い?今後も株価は下落する?

このように、ピジョンの経営環境は急速に悪化しております。

ピジョンは現在、利益率の高い商品の売上を伸ばすなど改善施策を講じております。

     

しかし、すぐに2017年レベルの利益に戻す事は、かなり難しいと予想しています。

     

現在は中期計画の約束どおり、根性で増配を続けています。

しかし配当性向が100%前後となっており、この状況を長く続けるのは困難です。

恐らく2023年度は、配当性向55%前後へと減配する事を予想しています。

     

減配発表と共に、株価はもう一段下がる可能性もあります。

実際、株価が2000円前後に下がりましたが、それでも割高感があります。

(22年予想でPER27倍前後と、割高)

      

株価が下がっている=買うべき!となるのは、かなり危険です。

今の実力では、株価はまだ割高な水準にあるので、安易に買うべきでは無いと考えます。

      

一方で、直近は為替が円安方向に進んでおります。

     

【出典】SBI証券_元円レート推移
【出典】SBI証券_元円レート推移

       

円安の進行は、ピジョンにとっては追い風です。

(原材料の高騰という逆風もありますが)

    

円安が続くとインバウンドが復活した時、インバウンド需要が大きく伸びる事が期待できます。

短期的には厳しいですが、長期的な売上・利益の回復を見通せるかがポイントとなりそうです。

     

まとめ:ピジョンの株価はなぜ下落しているのか?

ピジョンの株価が下落している理由を4つまとめました。

      

・少子高齢化による日本市場の縮小

・中国市場での競争激化

・コロナによるインバウンド需要消滅

・利益率の減少(宣伝・原材料・物流費の上昇)

       

ピジョンは、今後も苦しい経営状況が予想されます。

安易に投資をすると、含み損を抱える可能性もあります。

ピジョン株を買う場合は、上記リスクを踏まえた上で投資をしましょう!

     

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