こんにちは、コロスケ( Corosuke blog)です。
今日は、資材業務で好奇心を持つことの大切さを解説します。
先日後輩と話した時、こんな事を言われました。
わたしって、資材の仕事向いていないんですよね・・・
資材部門で働いて何年か経つと、資材の仕事にやりがいを見いだせなくなる人が多いです。
僕自身、「資材の仕事がつまらない」という状態を過去に経験してきました。
今回は「やりがい」と「つまらなさ」両方を経験した僕が「モノづくりに興味を持つことの大切さ」を解説していきます。
ちなみに以前、就活生向けに「資材に向いている人の条件」を解説しましたが、今回は資材部門で働いている人向けの記事となります。
モノづくりに関わるのは好き?【好奇心を持つことの大切さを解説】
資材部門でやりがいを持って長く働くには、何が必要なのでしょうか?
資材部門にいる人は、「モノづくりに関わるのが好き」と思えるかが一番大切です。
同じ事をしていても、モノづくりが好きか嫌いかで受け取り方が180度変わります。
資材調達は、モノづくりの一翼を担う存在です。
そんな資材部員が、モノづくりに関わるのが嫌いだったら、仕事を楽しめる訳がないですよね。
モノづくりに好奇心を持って取り組むことの大切さを、もう少し深堀りします。
資材の一番の醍醐味は、文系だけどモノづくりに関われること
資材の仕事の一番の特徴は、「文系だけどモノづくりに関われること」です。
文系は、営業・総務・経理など色々な部門があります。
その中で資材部門は、調達を通じてモノづくりに関わることができます。
確かに、製造に直接関わる仕事をするよね
・部品選定に関与する
・直材費を下げるための交渉をする
・納期交渉を行う
資材の本質である「モノづくり」に興味を持てると、資材の仕事にやりがいを見出しやすいです。
資材業務をやっていて楽しいなと思えること
実際に僕が資材業務をやっていて、楽しいなと思えることは以下のとおりです。
・新しい部品選定に自分が深く関わること
・資材調達(納期問題など)を通じて、社内関係者から信頼を得ること
・取引先と色々と話をすること
・調達品について知ること
ここから「資材のプレゼンスを向上する」「自分の好奇心を満たす」ことの2つで、やりがいや楽しさを感じることが分かります。
好奇心を持って資材調達に取り組めるか
以前から「工場見学ツアー」が流行っています。
土日の休日に、お金を払って工場見学をする人たちが増えています。
こういう人たちは、「色々な経験をしたい」「知識を得たい」という純粋な好奇心から、工場見学を楽しんでいます。
同じように資材の仕事でも、好奇心を満たすことはできます。
・営業の人が詳しく調達品について教えてくれる
・工場見学をさせて貰える
・色々な業界の動向を聞くことができる
・自社の製品に詳しくなれる
「お金をもらいながら知識・経験を積める」と考えると、最高の仕事に思えますよね。
こういう日々の仕事に好奇心を持てるかどうかで、資材のやりがいが変わって来ます。
資材調達を楽しむための4つの前提条件【心に余裕があるか?】
そんな綺麗事いっても全然意味ないんだよ!
資材の仕事は全然つまらない!
こう思う人もいるかと思います。
確かに、好奇心を持って仕事に取り組めない人もいると思います。
僕自身、入社4,5年目くらいは、会社が嫌で仕方がありませんでした。
そんな人は、以下の条件を満たしていない可能性があります。
資材の仕事を好きになるための前提条件
・職場関係者のサポートを得られる
・取引先との関係が良好
・業務負荷に余裕がある
・社内プレッシャーを受け流せる
どれか1つでも欠けていると、仕事を嫌いになる気がします。仕事がしづらい環境にいる or 仕事をこなせないと上記条件が欠けます。
職場関係者のサポートを得られるか?
資材の仕事は個人プレーと言いつつも、自分一人では仕事は完結しません。
必ず上司、先輩、社内関係者と一緒に仕事をします。
その時に職場の関係者と敵対関係になってしまうと、仕事がうまく行きません。
資材部員の多くが人間関係が嫌になり、資材の仕事も嫌になっています。
アドラー心理学では「人の悩みはすべて人間関係」と言われています。
そのくらい人間関係というものは、大切なんです。
職場の関係者から適切なサポートが受けられない環境では、どんなに資材の仕事の素質があっても、仕事を好きになることはありません。
取引先との関係が良好か?
同じように、取引先との関係性も非常に大切です。
資材部員は、取引先と関わらずに仕事はできません。
取引先と関係がこじれると、仕事がやりづらいのは当然ですよね。
取引先と良好な関係を築くのは、そのまま資材の仕事のやりがいにも繋がります。
業務負荷に余裕があるか?
仕事をする上で大切なのは、「時間の余裕」です。
あまりにも仕事が忙しく、時間に余裕が無いと心の余裕まで失ってしまいます。
時間に余裕が無いと、テンパってしまいますし、好奇心も失われます。
こうならないように、常に業務負荷には気を配る必要があります。
もちろん、上司は自分の仕事を減らしてはくれないので、自力で余力を捻出する努力が求められます。
具体的には、仕事をとことん効率化して、関係ない仕事は断る必要があります。
社内プレッシャーを受け流せるか?
資材で責任感が強い人は、納期やコストダウンのプレッシャーに押しつぶされる人が多いです。
納期はどうなってるんだ!
コストダウンが遅れている!
こんなプレッシャーは日常茶飯事です。
こういうプレッシャーを適切に受け流せる力が求められます。
詳しくは、以下の記事をご覧下さい。
それでも資材の仕事が好きになれないなら・・・
それでもやっぱり、資材の仕事は向いていないよ・・・
そんな方には、以下の2つの選択肢があります。
・同じ資材部門で、転勤 or 転職
・全く畑違いの分野へ転職
同じ資材部門でも転勤or転職をする
「井の中の蛙、大海を知らず」という言葉があります。
僕たちは、今ある世界がすべてだと思いがちです。
ですが、世の中にはたくさんの仕事があります。
同じ資材業務でも、会社を変えれば風土は大きく変わってきます。
僕自身、転勤を通じて復活した経験があるので、どうしてもうまく行かないと思う人は、転勤や転職をしましょう。
でも転勤や転職って怖いよ・・・
確かに怖いと思います。
ですが、高校進学、大学進学、就職活動、結婚など、人生は選択の連続です。
何も選ばないということは、「選ばないという選択をしている」ことに他なりません。
10年後、このままの生活でも良いのか?を考えてみると、勇気が湧いてくるかもしれません。
全く畑違いの分野へ転職
転職市場では、35才を超えると、畑を超えた転職がしづらくなります。
35才を一つの目安にして、それ以下の年齢の方は思い切って全然違う分野に転職するのもありかもしれません。
僕自身は、当面は資材の仕事を続けることを決めていますが、22才の就活に戻れるなら、資材以外の仕事を選びます笑。
あくまで資材の仕事は、数ある職種の中の一つに過ぎません。
別に資材の仕事が全てでは無いことは、覚えておくと良いかもしれません。
まとめ:資材調達を通じて、モノづくりに興味を持とう
本記事のまとめです。
・資材の仕事は、文系だけどモノづくりに関われるところに魅力がある
・心に余裕が無いと、資材の仕事に興味は持てなくなる
・まずは業務を効率化しよう、それでもムリなら転勤or転職を検討
資材の仕事は、モノづくりに関わることに魅力がある仕事です。
なので、モノづくりに興味を持てるようになると、仕事が楽しくなります。
一方で心に余裕を持てないと、どんなに資材の素質がある人でも、仕事がつまらなくなります。
業務を効率化して、資材のやりがいを見いだせるようになりましょう!
このブログ( Corosuke blog)では、僕が働く「資材・購買業務の紹介」や「日々の生産性向上による生活の質UP」「投資を通じた自己実現」などをまとめています。
良かったら、他の記事も読んでみて下さい。きっとあなたの役に立つ情報があると思います。
コメント
今は、生産管理と購買業務をしている感じですが、購買業務を通じて資材に行きたいなと思っています。
ただ、他記事でも述べてたようにAI等の脅威や潰しが効かないというのは確かにありそうなので、業務の効率化目的と合わせてVABの習得を目指しだしました。
余談ですが、僕は35歳未満ですが、運転をやってた頃に設備設計、施工管理を目指して転職活動しましたが、うまくいきませんでした。若いと言われる年齢でも経験が重視される業界はハードルが高い気がします・・・
コメントありがとうございます!
僕も最近になってVBAを勉強しています。一緒に頑張りましょう!
また転職市場は景気によって大きく左右されます。コロナで最近は就職市場が下火なのでもう少し様子を見るのもありかもしれません。