クボタの株価が下落している理由を詳しく解説【欧米で景気減速】

クボタの株価が下落している理由を詳しく解説【欧米で景気減速】株/ETF/投資信託
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こんにちは、コロスケ(Twitter)です。

この記事では、クボタの株価が下落している理由を解説しています。

     

最近クボタの株価が下落傾向にあります。

     

【出典】Google市場概説_クボタ株価推移
【出典】Google市場概説_クボタ株価推移

        

株価は30%ほど下落しております。

株価が下がっているので、投資を検討している方も多いのではないでしょうか?

    

そこで本記事では、クボタの株価が下がっている理由と今後の見通しを解説していきます。

クボタへの投資を考えている方へ役立つ情報を提供します。

        

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クボタの株価が下落している理由を詳しく解説【欧米で景気減速】

       

クボタの株価が下落している理由を3つまとめました。

      

・欧米の景気減速による需要減少

・円高の進展

・材料費・物流費上昇による利益減少

      

クボタは、景気後退・円高・材料費の高騰の三重苦となっております。

上記要因によって、来年度は利益が下がる見通しであることから、株価は下落傾向にあるのです。

    

詳しく解説します。

       

クボタの事業内容をざっくり解説

クボタの概要をまとめました。

      

・売上2.6兆円、営業利益2,400億円(営業利益率9.2%)※2022年度予想

・農業用、建設用の機械や、パイプインフラ関連事業を行うメーカー

・売上の7割が海外であり、今後も海外の伸びが期待される

      

クボタは、農業用や建設用の機械やパイプインフラ関連事業を行っています。

      

【出典】クボタ_クボタの事業内容と売上構成
【出典】クボタ_クボタの事業内容と売上構成

     

クボタは売り上げの85%が機械部門となっております。

特に小さいショベルカー(ミニバックホー)では、世界No1のシェアを獲得しています。

工事現場で「kubota」の文字を見た事のある人も多いのではないでしょうか?

       

【出典】クボタ_世界で見るクボタのシェア
【出典】クボタ_世界で見るクボタのシェア

       

クボタの一番の特徴は、海外比率の高さです。

売上の7割が海外となっており、今後も海外市場の伸びが期待されています。

       

【出典】クボタ_クボタ売上高の推移
【出典】クボタ_クボタ売上高の推移

       

EPS(1株利益)も、売上の増加に伴い順調に伸びております。

    

【グラフ】クボタEPS推移(著者作成)
【グラフ】クボタEPS推移(著者作成)

     

そんなグローバル企業のクボタの株価がなぜ下がっているのでしょうか?

     

欧米の景気減速による需要減少

先ほど説明したように、クボタの売上の7割は海外で占めています。

そして欧米だけで売上の半分を占める構造となっております。

      

【出典】クボタ_地域別売上構成
【出典】クボタ_地域別売上構成

       

クボタの主力市場である欧米ですが、2022年以降金利の引き上げによって急速に市場が冷え込んでおります。

    

アメリカの小型トラクタは、個人が庭の整理のために購入するケースが多いです。

しかし、2022年に米金利が上昇したことで、住宅市場が急速に縮小しております。

足元の出荷実績を見ると、米国向けトラクタは前年比10%超の下落となっており、厳しい状況である事が分かります。

       

【クボタ】2022年11月_米国・タイ 月次小売速報(前年比)
【クボタ】2022年11月_米国月次小売速報(前年比)

     

欧州事業も、インフレの進展により投資意欲が減退し需要が減少傾向にあります。

    

トラクタは在庫不足による2Qの草刈機の減販に加え、インフレによる投資意欲減退により減。

【出典】クボタ2022年3Q決算説明資料_事業セグメント別売上高(前年同期比)

       

欧米の高金利は2023年も継続する見通しです。

そのため欧米向けの売上は、今後も減少していくことが予想されております。

       

円高の進展

2022年は一時期1ドル150円にまで円安が進みました。

円安は輸出企業にとっては、追い風です。

      

クボタも2022年3Q決算では、円安によって年間2,270億円の増収効果があると言われています。

     

【出典】クボタ2022年3Q決算説明資料_2022年12月期業績予想
【出典】クボタ2022年3Q決算説明資料_2022年12月期業績予想

       

しかし2022年末に、日銀がYCC(イールドカーブコントロール)の上限を引き上げました。

YCCの上限引き上げが実質的な金利上昇につながったことから、為替は一気に円高に進みました。

    

クボタは2022年の想定為替を1ドル132円に設定しておりますが、今後円高が更に進めば売上・利益の減少要因となります。

    

こうした円高の見通しから、クボタの株価は下落傾向にあるのです。

       

材料費・物流費上昇による利益減少

2021年以降、世界中でインフレの波が起きています。

製造業の調達部材も軒並み値上がりとなっており、企業の利益押し下げ要因となっています。

      

クボタも例外ではありません。

2022年度の通期予想では、物流費の高騰と原材料の値上げにより「1,222億円」も利益が減少しております。

原価の上昇をカバーするために、クボタは値上げを進めていますが、値上げが追い付かず利益が減少しております。

        

【出典】クボタ2022年3Q決算説明資料_通期営業利益予想
【出典】クボタ2022年3Q決算説明資料_通期営業利益予想

      

インフレの波が収まる気配は見えておらず、今後も原材料の高騰影響は続くものと思われます。

こうした状況から、クボタの株価は低迷傾向にあるのです。

       

クボタの株は買うべきか?

クボタの株は、ピーク時と比べて30%ほど下落しています。

そのため、リバウンド狙いでクボタの株を買う人も多いと思います。

     

確かに株価の下落に伴い、割高感は少し解消されています。

2022年のEPSベースでは、PERは12~13倍となっております。

    

2010年以降のPERの下限が10.2倍であったことから、今の株価はそれなりに割安にも思えます。

但し2023年は、景気後退が来ると言われております。

    

景気後退になると、クボタの予想利益も減少することが予想されます。

場合によっては、EPS見直し&減配→株価暴落という流れが起きる可能性もあります。

     

元々クボタは景気敏感銘柄であり、株価が下がる時は僕たちの想像以上に下がる可能性があります。

そのため、クボタ株を買う時は、徐々に時間を分散して購入していった方が無難です。

      

また個人的には、今の配当利回りだと物足りないので、当面購入する予定はありません。

(クボタ自体は優良銘柄なので、暴落時など株価が大きく下がる時に購入を検討したいと思っています)

        

まとめ:クボタの株価が下落している理由

クボタの株価が下がっている理由まとめです。

       

・欧米の景気減速による需要減少

・円高の進展

・材料費・物流費上昇による利益減少

      

クボタは海外比率7割のグローバル企業です。

今後も世界経済の成長とともに、クボタの売上・利益は伸びていくことが期待できます。

    

一方でクボタは、景気後退の影響を受け今後売上・利益が下がる事が想定されています。

クボタへの投資を行う際は、上記リスクを理解した上で慎重に行うようにしましょう。

      

なお本記事は、著者の意見をまとめたものであり、投資を推奨するものではありませんのでご注意下さい。

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